宮沢 賢治

watanabe

2011年04月21日 23:48

先ほど、このような新聞記事見つけました


だれでも よく知っている宮沢 賢治の詩です。

ご存知でしたか、宮沢 賢治は生まれてから2回ほど東北の大地震を経験しているそうです。1896年(生まれてからすぐ)、1933年亡くなる半年前だそうです。

あの有名な 雨ニモマケズ、、、はそういった体験からも宮沢賢治が詠んだものではないでしょか。

雨ニモマケズ
風ニモマケズ
雪ニモ夏ノ暑サニモマケナヌ
丈夫ナカラダヲモチ
欲ハナク
決シテイカラズ
イツモシズカニワラッテイル
一日に玄米四合ト
味噌ト少シの野菜ヲタベ
アラユルコトヲ
ジブンヲカンジョウニ入レズ
ヨクミキキシワカリ
ソシテワスレズ
野原ノ松ノ林ノ蔭ノ
小サナ萱ブキノ小屋ニイテ
東ニ病気ノコドモアレバ
行ッテ看病シテヤリ
西ニツカレタ母アレバ
行ッテ稲ノ束ヲ負イ
南に死にソウナ人アレバ
行ッテコワガラナクテモイイトイイ
北にケンカヤソショウガアレバ
ツマラナイカラヤメロトイイ
ヒドリノトキハナミダヲナガシ
サムサノナツハオロオロアルキ
ミンナニデクノボウトヨバレ
ホメラレモセズ
クニモサレズ
ソウイウモノニ
ワタシハナリタイ

少し改めて書いてみました。以前大学2年の春、この詩を深く読み
一体、宮沢賢治とはなん何だ。と疑問に思いました。そしてその年の冬の初めに
青春18切符握りしめて、花巻に行ったことを思い出しました。
宮沢賢治記念館には彼のイーハートブの世界が広がっていました。
もう雪が降り始め、厳しい冬が始まるという中、彼がこの地で何を感じ、何を思っていたのかと立ちすくんで考えてみたことを思い出した。
その時はあまりよくわかりませんでした。でも今回の記事をよみ、
何かわかったような気がしました。
それから、私は東北という、いままであまり接することない地が
今の私には切っても切れない縁となりました。(嫁が東北出身です)
今回の地震で じっと我慢して、もう一度やり直そう、またやろう、これに負けるなという気持ちは、東北人のまぎれもない気質によるものではないかと思います。極寒の寒さにもじっと耐えてこれる東北人の強さではないかと思いました。もしこの大地震が他の地域で起きたら、また違ったのかもしれません。

今日は、記事を読み、仕事とは違った忘れかけていた大事なものを
思いださえてくれました。